【就活対策】構造的把握力検査ってどんなもの?問題例とその解き方を知ろう!(後編)
前回の問題どうだった?うまく解けたかな??
解いてみたけど、あまり自信ないなぁ...
前回の「構造的把握力検査ってどんなもの?問題例とその解き方を知ろう!(前編)」の記事では、SPIの構造的把握力検査の問題形式やその解き方について説明しました。
今回はその後編です。
前回の最後に出題した問題の解答と解説になります。
うまくできたか答え合わせしてくださいね! ♪
まずは前回の問題をもう一度見てみましょう。
例題
次のア~オは、2つの文からなっている。その関係性の違いによってP(2つ)とQ(3つ)の2つのグループに分けるとき、Pに分類されるものはどれか?選択肢A~Eの中から選びなさい。
ア:今日のテストは大丈夫だろう。昨日徹夜して勉強したし。
イ:部屋の湿度が高い。洗濯物が乾きにくそうだ。
ウ:オンライン授業で一日中パソコンばかり見てる。視力低下が心配だ。
エ:試験会場に遅刻してしまう。電車を乗り間違えた。
オ:マイバックを持参するの忘れた。買い物するテンションが一気に下がる。
A:アとイ
B:アとウ
C:アとエ
D:アとオ
E:イとオ
解答と解説
構造的把握力検査の言語系の問題になります。
前回説明したように、構造的把握力検査(言語系)では「文構造」に注目するのがポイントです。
なので与えられた5つの文の文構造に注目してみましょう。
これらの文はすべて2つの文で構成されていますが、これら2つの文はすべて「判断」とその「根拠」を表す文になっています。
例えば、アの例文では前半の「今日のテストは大丈夫だろう。」が「判断」を表し、後半の「昨日徹夜して勉強したし。」はその判断の「根拠」を表しています。
イ~エの文章もすべて同様で、「判断」とその「根拠」を表す2文で構成されています。
しかし、実はその「判断」と「根拠」を表す2文の並び(順序)がそれぞれ違うのです。
アでは、先ほど見たように、「判断」→「根拠」という並びになっています。
ところがイでは、「根拠」→「判断」という並びになっており、並びがアとは逆になっているのです。
このような点に注目してア~オの文をもう一度見てみると、
ア:「判断」→「根拠」
イ:「根拠」→「判断」
ウ:「根拠」→「判断」
エ:「判断」→「根拠」
オ:「根拠」→「判断」
となっていますね。
つまりこれらをP(2つ)とQ(3つ)に分類すると、Pが「アとエ」、Qが「イとウとオ」になります。
というわけで、この例題の答えはCとなるわけですね。
よかった。偶然だけど合ってたぁ。
まとめ
今回は前編と後編の2回に分けて、SPIの構造的把握力検査についてみてきました。
ちょっと独特だったと思います。
慣れればそこまで難しいわけではないのですが、初めてだとちょっと戸惑うかもしれません。
こういう問題は形式に慣れておくのが大切なので、就活で構造的把握力検査を受検する場合はちゃんと対策をしておきましょう!☆
構造的把握力検査対策の定番本です!☆