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実力をつけたい大学生や院試を考えている人必見!生物系大学生の王道の教科書はコレ!!

 

大学の勉強って、教科書とか選びにくいなぁ...

 

教科書が指定されてない科目とかもあるから、そういうときはどの教科書使うかも迷うこと多いよね...

 

大学の教科書選びって結構難しいですよね。

とにかく授業で単位を取るためだけの勉強で良いならそこまで真剣に選ぶ必要もないかもしれませんし、教科書や参考書にあまりこだわらない人も多いでしょう。

でも、ちゃんとした実力をつけたい人や将来大学院への進学を考えている人にとっては教科書や参考書選びは大切になってきます。

そこで、今回は実力を付けたい人向けに大学生物学のおすすめの教科書や参考書をご紹介します

どれもその分野の人なら必ず知っていると言っていいほど有名な良書ばかりなので、教科書選びや参考書選びに困ったときはぜひ参考にしてみてください!☆

 

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はじめに

生物学は範囲がとにかく膨大です。なので教科書をご紹介する前に、参考として大学の生物学領域について簡単に概説しておきます。

(知っている人は読み飛ばして全然大丈夫です!笑)

 

大学の生物学は、大きくマクロ系(=マクロ生物学)ミクロ系(=ミクロ生物学)に分かれます。

ざっくり言えば、マクロ系は生態学や行動学など、より大きな視点で生物現象をとらえる学問領域です。

これに対し、ミクロ系は細胞生物学や分子生物学、生化学など、より小さな(細かな)視点で生物現象をとらえる学問領域になります。

この2つはもちろんオーバーラップしている部分もありますし、この分け方は絶対的なものではありませんが、生物系の大学生は将来マクロ系、ミクロ系のどちらかの専門分野に進むことになります。

 

ここからは、分野別におすすめの有名な教科書をご紹介していきます。

 

細胞生物学・分子生物学

 

Essential 細胞生物学(日本語版)

 

言わずと知れた名著で、生物系の大学生ならほぼみんな持っているくらい有名な参考書です。これを一通り読みこなせば、大学生物学の実力は間違いなくつきます。読みやすく、イラストもわかりやすいので生物学を学ぶ大学生に広くおすすめできる一冊です。

 

この『Essential細胞生物学』は約8000円するため、生物系学生の間では通称”ハッセンシャル”と呼ばれ親しまれているよ!笑

 

Essential 細胞生物学(英語版)

 

将来大学院を目指されている方はこちらの英語版もおすすめです。大学院入試では生命科学系の英語力もつけておかなければなりませんが、このEssentialの英語版を使えば生物学の勉強とともに自然と英語力も同時に身に付けられるので一石二鳥です。ただ、英語が苦手な人はいきなり英語版を読むのはキツイと思うので、そんな方はとりあえず日本語版のEssentialを一通りやりましょう。日本語版を読んだ後にこの英語版をやるというのもありです。

 

THE CELL 細胞の分子生物学

 

こちらも生物学系の大学生には超有名な本です。本格的に細胞生物学の実力をつけたい人向けで、ガチ生物系の大学生ならおすすめする一冊です。内容的には、Essential+αという感じで、Essentialには載っていない分野やより高度な内容が記されています。ガチ生物系向けの本で、細胞生物学や分子生物学の研究を将来やろうと思っている人にはおすすめです。

 

生化学

 

リッピンコット イラストレイテッド 生化学

 

生化学は苦手な人も多い分野ですが、このリッピンコットシリーズのイラストレイテッド生化学は比較的読みやすく、それでいて内容も充実しているのでおすすめの本です。

 

免疫学

 

免疫生物学

 

免疫学の有名な本です。免疫学は苦手意識を持つ人も多い分野ですが、基本をしっかりやればだんだんと面白くなっていく分野でもあります。この本は基礎的なところから結構深い内容までカバーしているのでおすすめです。

 

発生生物学

 

ギルバート 発生生物学

 

発生生物学の有名な名著です。将来発生生物学系の研究をやりたいと思っている人は持っていて損はありません。現代の発生生物学は分子レベルや遺伝子レベルの内容がメインになってきているので、Essential細胞生物学などである程度の細胞生物学、分子生物学の基礎力がついてからこの本を読むと良いと思います。

 

ラングマン 人体発生学

 

こちらは人体の発生に関して書かれた本になります。遺伝子的な内容というよりは構造的な内容がメインに書かれていて、医療系の大学生の間では割と有名な本です。

 

神経生物学

 

スタンフォード 神経生物学

 

神経生物学の有名な本です。神経科学の具体的な研究手法も紹介しつつ、神経科学の全体像が把握できる内容になっていておすすめです。神経科学に興味のある学生にはおすすめです。

 

進化生物学

 

アメリカ版 大学生物学の教科書 第4巻 進化生物学

 

進化発生学としてはこちらがおすすめです。アメリカの大学で使われている教科書『Life』から進化生物学の部分だけ抜粋して日本語訳にしたものです。

 

生態学

 

アメリカ版 大学生物学の教科書 第5巻 生態学

 

こちらもアメリカの教科書『Life』から抜粋されたものです。生態学分野を基本的な部分から学ぶことができます。生態学の数少ない有名な教科書です。

 

生物学全体を学びたい人へ

 

Life:The Science of Biology

 

こちらはミクロからマクロまで、生物学全体を学びたい人向けです。生化学、細胞生物学、分子生物学、遺伝学、進化学、生理学、生態学まで幅広い内容をカバーしています。アメリカの大学では教科書として使われている有名な本です。ただ、内容が英語なので、それが難点ですが英語が苦にならない人にはおすすめできます。

 

実はこれの日本語版のシリーズが現在出ていて、上で紹介した進化生物学と生態学の参考書はこの『Life』の日本語版のシリーズです。このシリーズは最近人気が出てきています。

 

 

終わりに

いかがでしたでしょうか?

ミクロ系の教科書としては、まずは『Essential 細胞生物学』をぜひ手に入れておきましょう

より深く学びたい人は、神経生理学や生化学などそれぞれの分野に特化した専門書を選んでいくと勉強しやすいと思います。

また、ミクロ系の教科書は上でご紹介したように王道本のようなものがいくつもあるのですが、それに比べてマクロ系の教科書は比較的少ない傾向があります。

そのためマクロ系は教科書選びに苦労するかもしれませんが、これからのマクロ生物学には細胞や遺伝子といったミクロな視点も不可欠な時代になっていますので、そういう意味では生物学全体を学べる『Life』や、その日本語版の『アメリカ版 大学生物学の教科書』シリーズはおすすめかもしれません。

 

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