【就活対策】構造的把握力検査ってどんなもの?問題例とその解き方を知ろう!(前編)
SPIのオプション検査には構造的把握力検査ってのもあるらしいんだけど、どんなのだろう??
構造的把握力検査ってあんまり聞かない言葉だよね...
SPIは基本的には能力検査と性格検査の2つですが、企業によっては構造的把握力検査というものがオプションで付けられていることがあります。
導入している企業がまだそこまで多いというわけではないので、あまり馴染みのない人も多いと思います。
でも、いざ自分が希望する企業から突然「構造的把握力検査も実施します」と言われると焦ってしまうでしょう。
そこで今回は、構造的把握力検査というものを例題を通して簡単に見てみましょう!
構造的把握力検査とは?
構造的把握力検査というのはSPIテストセンターでオプション検査として実施されているものです。
SPIって基本は能力検査と性格検査だよね...
そうです。ただ能力検査と性格検査とは別に、追加でオプション検査が実施されることがあり、構造的把握力検査というのもその1つです。
この構造的把握力検査を実施するかどうかは企業が決めていることなので、エントリーした企業によって実施するかしないかが変わります。
構造的把握力検査を実施しない企業も多いですが、実施する企業ももちろんありますので注意が必要です。
構造的把握力検査の問題形式と解き方
構造的把握力検査には言語系と非言語系の2種類があります。
SPIの能力検査に似てるな...
確かに一見SPIの能力検査に似た感じがすると思うのですが、実は全然違います。
構造的把握力検査では構造を論理的に分析する能力が問われます。
構造???
そうです。言語系では5つの文章や会話などの中から、文構造が同じまたは似ているものを選び、2つのグループと3つのグループに分ける問題が頻出です。
この際、文章や会話文の中で扱われている話題や単語などではなく、あくまでその「文構造」の類似性に注目して考えていくのがポイントです。
文中の単語や話題、時制などに惑わされないよう、「文構造」にのみ注目して分類していくことが解法のコツだよ!
非言語系では4つの問題が提示され、その中から問題の構造が似ているものを選ぶ、という問題が頻出です。
提示される4つの問題は算数レベルの問題であることが多いです。
それらのうち構造が似ているものを選ぶわけですが、言語系と同様、ポイントはあくまで問題の構造が似ているものを選ぶという点です。
非言語系では、提示される問題文中の数値や言葉、単位などに惑わされることなく、あくまで問題の「構造」にのみ注目して分類していくことが大切だよ!
このように、言語系にしろ非言語系にしろ、構造を論理的に分析するところが問われてくるわけで、単に文意の解釈や数値計算が問われるわけではありません。その点で、能力検査の言語、非言語とは「似て非なるもの」なのです。
構造的把握力検査のこういった特徴はぜひ知っておいてください。
そうでないと受検の際に、ついつい国語や算数の問題を解く感じで解いてしまい、結果として得点が伸びないという残念なことになってしまいかねません!
構造的把握力検査を受検する際は、こうした点をしっかり押さえておきましょう。
構造的把握力検査の例題
では、最後に構造的把握力検査の言語系の例題をここで挙げておきます。
考えてみてください!
(文章はオリジナルですが、問題形式などは実際のものに合わせています)
例題
次のア~オは、2つの文からなっている。その関係性の違いによってP(2つ)とQ(3つ)の2つのグループに分けるとき、Pに分類されるものはどれか?選択肢A~Eの中から選びなさい。
ア:今日のテストは大丈夫だろう。昨日徹夜して勉強したし。
イ:部屋の湿度が高い。洗濯物が乾きにくそうだ。
ウ:オンライン授業で一日中パソコンばかり見てる。視力低下が心配だ。
エ:試験会場に遅刻してしまう。電車を乗り間違えた。
オ:マイバックを持参するの忘れた。買い物するテンションが一気に下がる。
A:アとイ
B:アとウ
C:アとエ
D:アとオ
E:イとオ
正解はわかったかな?
ポイントは「構造」だよ!
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