【大学生あるあるQ&A】Q 就活セクハラにあったときはどうすればいい?
友人がこの前、就活の面接で身体触られたらしい。。
話聞いてるだけでゾッとした...
大学生にあるあるな疑問や悩みを一緒に考えていくこのコーナー。
今回は就活セクハラの問題を取り上げます!
いざという時に困らないよう、就活に挑む前にぜひ対処法を確認しておきましょう!
就活セクハラとは??
まずはじめに、みなさんは「就活セクハラ」という言葉をご存じでしょうか?
聞いたことある!!
最近に話題になることも多いので聞いたことがある人もいるかもしれません。
就活セクハラとは、就職活動の際に受けるセクシャルハラスメント(セクハラ)のことを指します。
狙われるのは就職活動をしている女性が多いです。
実例を挙げると、
「今度、食事に行かない?」
と、就職活動とは関係のないプライベートな食事や飲みに誘われたり、
「彼氏はいるの?」
と、プライベートな男女関係のことを聞かれたりすることもあります。
彼氏がいるかどうかなんて、就職活動とは何の関係もありませんよね。
このほか、
「君スタイルいいね~!ちょっと後ろ姿も見せてくれない?」
なんて、明らかなセクハラ発言を言われることもあります。
2020年の厚生労働省による調査によれば、就活などで受けたセクハラの内容としては、
性的な冗談やからかい:40.4%
食事やデートへの執拗な誘い:27.5%
性的な事実関係に関する質問:26.3%
となっています。
また、驚くことに、
「性的な言動に対して拒否・抵抗したことによって不利益な取り扱いを受けた」というのが11%もあり、
さらには「性的な関係を強要された」が9.4%もあります。
被害に遭うのは圧倒的に女性が多いですが、男性も被害に遭うことはあります。男性の場合、彼女がいるのかなど、やはりプライベートな男女関係のことを聞かれることが多いようです。
就活セクハラは誰にされる?
就活セクハラは誰にされるのでしょうか?
多いのは、企業の社員(人事以外の社員も含む)にされるパターンと、OBやOGからされるパターンの2通りがあります。
OBやOGから?
企業の社員から受ける就活セクハラが有名ですが、実はOBやOGから被害を受ける女性も案外多いんです。
OBやOGというのは大学を卒業して、その企業に既に入社している先輩のことを指します。
人事以外の社員からリアルな話が聞けるということで、いわゆる「OB・OG訪問」をする人も多いですが、そこで被害に遭うケースが多いんです。
一般にOBやOGは企業の人事と比べて就活生との距離が近く、親身になって相談に乗ってくれます。しかしその反面、距離が近いゆえに食事や飲み、カラオケなどに誘われやすく、そこで被害に遭ってしまう場合が多いです。
この他、OB・OGが見つからない人が使うことの多い「マッチングサービスアプリ」というのも、OB・OG訪問と同様の流れで就活セクハラに遭いやすいので注意が必要です。
就活セクハラへの対処法
就活セクハラを防ぐにはどうすればよいの?
前置きが長くなりましたが、ここからがこの記事のメインになります。
では実際に就活で性的な質問を受けたときは、どうすればよいのでしょうか?
そんなときは、「就職活動と関係のないことは、回答を控えさせていただきます」ときっぱりと断りましょう。
これが重要です。なぜなら、きっぱりと断らないと、その後だんだんとエスカレートしてしまう危険があるからです。
就職活動とは関係がない質問には答えなくても良いんです。
また、食事などに誘われた場合は、それが正規の就活フローなのか確認するようにしましょう。
特に、1対1の食事や、個室やカラオケ、お酒が出るお店に誘われた場合などは要注意です。
特にお酒には気を付けましょう。泥酔状態にさせられてしまうと、後はもう恐怖しかありません。
また、最近は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響からZOOMを用いた「オンライン面接」が行われることも多いですが、オンライン面接でも就活セクハラは起こります。
顔だけじゃなく全身を見せるよう求められることもあります。
そんなときも、「就職活動と関係のないことには、応じかねます」と言ってはっきり断りましょう。
就活セクハラの被害に遭った場合や被害に遭いそうになった場合には、迷わず大学のキャリアサポートセンターに相談することも大切です。
キャリアサポートセンターでは就活でのトラブルに関して色々と相談に乗ってくれます。
また、後輩が同じような嫌な目に遭わないためにも、大学に報告しておくと良いと思います。