【就活対策】能力検査の言語分野ってどんなもの?問題形式と例題を見てみよう!(前編)
SPIの言語分野って国語的なテストらしいけど、どんなのなんだろう?
確かに気になるね...
SPIの能力検査は就活生ならほとんどの人が受けることになるテストです。
言語分野と非言語分野に分かれていますが、今回は言語分野について、その問題形式や例題を見ていきましょう!
SPI能力検査の言語分野
まずは基本事項を軽くおさらいしておきましょう。
SPI能力検査は言語分野と非言語分野に分かれています。
言語分野は語彙や文章読解力などの国語力を問う検査になります。
一方で、非言語分野は計算や推論などの数学力を問う検査です。
今回は言語分野をテーマにしてその出題形式などを見ていきます。
言語分野の出題形式
言語分野の出題は国語的な問題になります。
出題形式としては二語の関係、語句の意味、語句の用法、熟語、文意整序、空欄補充、長文読解などです。
このうちSPIで特徴的なのは「二語の関係」です。
二語の関係?
「二語の関係」は後で詳しく説明します。
まずはそれ以外について、ここで簡単に確認しておきましょう。
語句の意味
これは提示された語句と意味が同じ語句を選ぶ問題です。
語句の用法
多義語の意味の違いを識別する問題や、「に」、「で」、「つつ」などの品詞の意味や用法を識別する問題が出ます。
熟語
熟語の成り立ちや意味などが出題されます。知識問題です。
文意整序
これは意味が通るように言葉の順序を並び替える問題です。
いくつかの短い語句を並び替えて文を作る問題や、複数の文を並び替えて文章を作る問題などが出題されます。
空欄補充
文章中の空欄に適切な語句を入れる問題です。
接続詞や熟語(四字熟語も含む)、文章のキーワードを当てはめる問題が多いです。
長文読解
長めの文章を読んで、その内容や文章の構成、要旨などについての問題が出題されます。
ざっと見てみましたが、どれもたぶん、いわゆる国語も問題としてどこかで見たことや解いたことがあるような類の問題だと思います。
なので、これらについては基本的に今までの国語の試験のような感じで解くことができると思います。
SPIの言語分野で意外に気を付けておきたいのは初めに出てきた「二語の関係」です。
これはSPIに特徴的な形式で、似た感じの問題がないわけではないので見たことある人もいるとは思いますが、ほとんどの人はあまり見たことないと思います。
なので、この「二語の関係」については少し詳しく説明します。
二語の関係
「二語の関係」は、最初に提示された二語の関係を考えて、それと同じ関係をもったものを選ぶ問題と、提示された二語と同じ関係になるよう言葉を選ぶ問題の2種類の問題が出題されます。
...??
ちょっとややこしいですね。
具体例を示すと、例えば「具体」と「抽象」の2つの言葉が提示されます。
そして選択肢にも2つの言葉のセットがいくつか示されます。
ここで選択肢のうち、提示された二語と同じ関係のものはどれか選ばせる、というような問題が出るのです。
この例の場合、「具体」と「抽象」の二語は反意語の関係ですよね。
だからこれと同じように、二語が反意語の組み合わせになっているような選択肢を選べば良いわけです。
...そういうことか!
この「二語の関係」では、提示された2つの言葉がどのような関係になるのかを考えるのがポイントになります。
先ほどの例では反意語でしたが、同意語の関係だったり、もっと他の関係だったりもします。
「二語の関係」はSPI言語分野に特徴的な問題と言えるでしょう。
最後にこの「二語の関係」の例題を1つ見てみましょう!
SPI言語分野の例題
例題
最初に示された二語の関係を考え、同じ関係のものを次のA~Eの中から選びなさい。
インフルエンザ:感染症
ア 野球:スポーツ イ 令和:昭和 ウ しょうゆ:大豆
A:アだけ
B:イだけ
C:ウだけ
D:アとイ
E:アとウ
正解はどれかな?
選択肢にある二語の関係もしっかり考えてみよう!
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