【大学入学準備編】第3回 大学生が最も欲しがるもの 「単位」とは!?
いきなりですが問題です。大学生が最も欲しがるもの、それは何でしょう?
....かわいい彼女??
...おしゃれな服とか?
・・・
今回のテーマは「単位」です。
「単位」がないと大学を卒業できません。
それどころか進級すら危うくなることもあります。
そう、大学生が最も欲するもの、それは「単位」なのです。
ここではそんな「単位」について簡単に説明します!
「単位」とは、授業をクリアした証
単位とは、簡単に言えば「授業科目を履修した証」のようなものです。
授業を受けて、勉強して、その科目の試験に合格すれば、合格の証としてその科目の「単位」がもらえます。
基本、座学で1コマの授業であれば、その科目を履修して合格すれば2単位もらえます。
つまり、1コマ=2単位です。
実験系の科目や語学であれば、合格すれば1単位もらえることが多いです。
この場合は、1コマ=1単位ですね。
授業を1つクリアすれば、2単位あるいは1単位もらえるのか...
基本はそうです。
そして、ここからが大事なのですが、実は大学を卒業するには大学の卒業要件を満たさなければなりません。
そして、大学の卒業要件としては、基本的に、
必修科目 〇〇単位以上
選択科目 △△単位以上
のように定められていることが多いです。
つまり、取得した単位の数がとても重要になってくるわけです。
また、学年を進級する際にも、「取得単位数〇〇以上で進級可」といった要件(進級要件といいます)が定められていることもあるので、大学を卒業、進級するために必要なもの、それが「単位」なのです。
つまり、たくさん敵(=授業)を倒して、経験値(=単位)を稼げばいいってことか...
・・・
・・・
ただし、ここで注意したいのは取得単位数がただ多ければいいというわけではないということです。
卒業要件や進級要件は
「〇〇系の科目を▢▢単位以上、△△系の単位を✖✖単位以上」
という感じで定められていることが多いので、〇〇系や△△系以外の科目(例えば☆☆系の科目)をいくら取得しても、卒業要件や進級要件には勘案されないことになります。
大学(特に総合大学)では、自分が履修する科目を自分で選択できることが多いのですが、その分こういった問題が起きることがあるので、自分の大学(正確には自分の所属する学科)が定めている卒業要件、進級要件は必ずチェックしておくようにしましょう。
倒す相手を見極めろ...ということか...
・・・
ところで、単位を取るにはどのくらい勉強すればいいの??
科目によってまちまちだけど、基本は「6割以上」と言われているよ
単位がもらえる条件は60%以上が基本
大学の授業科目の合否認定は科目によって大きく変わります。
なので一概には言えませんが、ここでは一般的な授業科目の評価方法や合否認定について説明します。
基本的に、学期末に筆記試験が行われるような科目では、その試験の点数によって、次のように「優」、「良」「可」「不可」と成績がつきます。
80~100点 → 「優」
70~79点 → 「良」
60~69点 →「可」
60点未満 →「不可」
大学によっては「優、良、可、不可」ではなく、アルファベットで「A、B、C、D」と表記されることもありますし、「優」のうち、90点以上を「秀」として表記するところもあります。
このうち、「可」以上が合格、つまり単位がもらえる条件となっていることが多いです。
別の言い方をすれば、「不可」であれば、単位はもらえません。
つまり試験で6割取れれば、単位がもらえるのね
基本はそういうことになります。
ただし、先にも言いましたが、成績評価や合否認定の基準は科目によって様々で、科目によっては試験ではなくレポート課題で成績をつけるものもありますし、実習科目ではそもそも試験をやらないことの方が多いです。
また、試験を行う科目でも試験の点数以外に出席点も考慮して成績がつけられる科目もあります。
なので、自分が履修する科目については、事前にシラバスを確認して成績評価の方法や合否認定の基準をしっかりと確認しておきましょう。
ひとことまとめ
大学では「単位」が大事!
「単位」の取り忘れは留年につながるので要注意!
次回はいよいよ【大学入学準備編】の最終回です!
お楽しみに!☆